Vagrant+VirtualBoxでWindowsに仮想マシンを構築するためのメモ
Windows上でVagrantを使用して仮想マシンを立ち上げるための手順についてメモ書き。
Vagrantとは
VirtualBoxやVMWareなどの仮想化ソフトのフロントエンドとして動作するコマンドラインツール。
簡単なコマンドで、Box(イメージ)と構成情報を記載した設定ファイル(Vagrantfile)をもとに仮想マシンの構築や設定を行うことができる。
Vagrant自身には仮想化機能はないので注意。
Vagrantを利用することで、同じ環境を何回でも作成することができる。
会社でもVagrantを利用した仮想マシンの環境構築を導入しているが、
3桁を超える人数で開発しているので、こういったツールは非常に便利だと感じる。
1.VirtualBoxのインストール
下記からWindows用のインストーラーをダウンロードして、インストールする。 Downloads – Oracle VM VirtualBox
2.Vagrantのインストール
下記からWindows用のインストーラーをダウンロードして、インストールする。
インストール後は再起動を求められるので再起動すること。
Download - Vagrant by HashiCorp
3.GitBashのインストール
下記からWindows用のインストーラーをダウンロードして、インストールする。 Git for Windows
4.Vagrant Boxesの選択
下記からインストールしたいBoxを検索する。
検索結果からBox名をクリックすると、プロバイダに応じた実行コマンドが記載されているため実行する。 Discover Vagrant Boxes - Vagrant Cloud作業用のディレクトリを作成する。
$mkdir /c/Users/hamp/HAMUP_WORKS/Vagrant
vagrant init bento/ubuntu-16.04 \ --box-version 201812.27.0 vagrant up
5.Vagrantfileの編集
下記行のコメントアウトを外す。
# config.vm.network "private_network", ip: "192.168.33.10"
6.Vagrant Up
Vagrantfileに応じた仮想マシンを起動する。(初回はBoxのダウンロードが入るので時間がかかる。)
$vagrant up
起動が完了したら、あとはカレントディレクトリで$vagrant ssh
と打つか、
Teraterm等でログインしてやりたい作業をやるのみ。
vagrant/vagrant(初期ユーザ/パスワード)
次回起動は$vagrant up
と打つか、VirtualBoxから行う。
ネットワーク周りの設定について
仮想マシンの使い方に応じてネットワークの設定についても考慮する必要がある。
今回は、ホストから仮想マシンにアクセスできれば十分なのでホストオンリーアダプターを選択。
- NAT
- ホストオンリーアダプター
- 内部ネットワーク
- ブリッジアダプター
- ポートフォワーディング